世界中でCO2が忌み嫌われておりますが、CO2は悪者でしょうか?

我々の呼吸は、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すもの、つまりCO2は不要なもの、と小学校で習いました。

ところが、NHKのTV番組”ヒューマニエンス”、2022年3月3日放送によれば、人間にとってCO2は不可欠なものである。なぜなら、血液のPH調整になくてはならない。PH調整とは、酸性~アルカリ性の調整ですね。人間の体液は、PH=7.4±0.5に保たれており、これよりアルカリ性に傾いた場合に、7.4に戻すためにCO2が使われているそうです。

地球上のCO2の濃度はというと、ハワイのマウナロア山頂のデータで、この60年間に約300ppmから400ppmへ直線的に増加しています。

一方で、今から1億年以上前にはCO2が1000ppm前後あり、緑藻たちが元気に生きていたことを考えると、今の植物にとっては400ppmでも厳しい環境なのかも知れません。

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